カインとアベル 感想 聖書

カインは、小説になったりもしてよく知られていますが、アベルはそれほどでもないところが、ちょっと可哀想かな…とも思います。でも、新約聖書はその『アベル』について記しているのです。 cf ルカ11:50, ヘブル11:5 聖書をあまり知らない人でも「カインとアベル」なら知ってる!という方も多いのではないでしょうか(^_^)? カインとアベルの話をザックリまとめますと ①エデンの園を追放されたアダムとエバは、子供を産みます。 兄がカインで、弟がアベルでした。

ちなみに聖書でも、アダムとイブはカインがアベルを殺したあとも、息子のことを神にとりなして許してもらうでなく、罰してもらうでもなく、すぐに弟セツを生んで子孫繁栄をはかっています。

感想・お問合せ ... 「カインとアベル ... 大学院の終わり頃にキリスト教福音宣教会で聖書を学ぶようになりました。 私は、大学で言語学(英語)を専攻しており、聖書が欧米文化に大きな影響を与えていることから、聖書を勉強したいと思っていました。 カインとアベル、二人の生業がミソです。 カインは農業、アベルは遊牧でした。 つまり、アベル=ユダヤ民族、カイン=他民族なのです。 旧約聖書は、ユダヤ民族のためのものですから、当然神に愛されるのは、ユダヤ民族、ということになります。 これは非常に不思議に思える。アベルは羊を飼い、カインは農業をするようになったとある。前章のノートで既に述べたことだが、肉食が許されるのはノアの洪水後のことで、それまで神は人類に草食を命じていた。なのでアベルの家畜は食用ではなく、毛皮やミルクを得るために飼っていたと思われる。(創世記9:3)ちょっと唐突だが、ある日この兄弟が神に捧げ物を持ってきた。兄のカインは農作物を、弟のアベルは家畜を持ってきた。聖書はなぜ彼らが捧げ物を持ってきたのかは記していないが、二人同時に持ってきていること、その後神自身がカインと会話していることから、おそらく神が二人に命じたに違いない。それはさておき、なぜ神は何でも知っているはずなのにわざわざ「どこにいるか」などと問うのか? これは前章のアダムとエバが神から身を隠したとき(創世記3:9)もそうだった。すべて知っているはずなのにあえて問いただすというのはちょっと意地が悪いんじゃないだろうか? これは神がカインに自首するチャンスを与えている。神は罪を告白し悔い改める人間をけして見捨てないからだ。だがしかし残念ながらカインはしらばっくれた。カインには罰が与えられた。それは“神のもとから去る”という最も絶望的なものだ。しかもカインの職業である農業はもはや実を結ばないときた。これにはさすがのカインも泣き言を言わざるを得なかった。また”わざ”については捧げ物の件以外についてを指している可能性も無くは無いがその可能性を考えるとほぼ検討することを放棄したくなるほど手がかりがなくなるのでとりあえずは”わざ”とは捧げ物を指すと思いたい。聖書には生き物の血は罪を覆うというコンセプトがある。(その最上級のものが全人類の罪を贖うキリストの犠牲である。)キリストの十字架以前においてはユダヤ人は血の犠牲(blood-offering)によって自分たちの罪を覆う必要があった。アベルの持ってきた捧げ物は生き物の犠牲であり、カインの捧げ物には血の要素がないので罪を覆うための犠牲としては不合格だったため受け入れられなかったと考えるのがこの説である。創世記4:17によると、カインには妻がいたとある。どこからやってきた?アベルの捧げ物は彼の信仰を反映したものであり、彼のわざは“正しい”と言われている。カインには信仰がなかったことになり、さらにわざが“悪い”と言われている。もしかしてカインは人が死ぬということをよくわかってなかったのではないか? この世界ではまだ人間は死んだことがないのでその可能性は十分あると思う。「あのムカつく弟をいつもより強めにぶん殴ったら動かなくなってしまった・・・」なんていうことだったんじゃないか?この二つの疑問の根は同じである。つまり、当時の人類がアダム、エバ、カイン、アベルの四人だったと仮定した場合、”カインの妻”および”カインを殺そうとする人物”はどこにも見当たらない、ということである。ここだけ読むと、セツはアダム家の三男のように思えるが、このときアダムは130歳である。「130年も生きていれば、子どもはたくさん産まれていただろう。しかもアダムは930歳まで生きた。130歳はまだまだ現役世代だ」という訳でカインには追放の時点で既に多くの兄弟姉妹がいたと言われている。創世記4章は殺人事件に関する章だ。『カインとアベル』というタイトルは聞いたことがあると思うが正しくそのエピソードを知っている人は少ないかも知れない。この章のストーリーを三行でまとめると以下のようになる。さてカインについてはものすごくポピュラーな質問がある。以下のようなものだ。さらに弟アベルも生まれた。カインとアベルの年齢差は不明だが、二人の誕生の記述が連続しているので人によっては彼らは双子だと考えているようだ。また記述はないが、間違いなく娘たちも生まれていたはずだ。そうでなければ後にカインが妻を得られるはずがないからだ。(アダムの娘に関しては創世記5:4にざっくりと書いてある。)創世記4:14でカインは自分は殺されるだろうと述べている。誰に殺される?4節の記述を見ると、アベルが生き物を持ってきたのは単に職業柄、家畜を飼っていたからという理由な感じもしなくはない。であれば農業を営むカインが地の産物を持ってくるのは妥当な気もする。捧げ物として地の産物をもってくることは聖書でも記載があり、特別おかしなことではない。(参考:レビ記2章)その後のカインは意外にも大いに繁栄している。ただし“ノドの地”というのは、”放浪者の地”という意味であり、具体的な場所を示していない可能性が高いらしい。それでも町を建てたというのだから“地上の放浪者”も最後には定住できたのであろう。
All Rights Reserved.カインはアベルの命を奪った。旧約聖書の世界では通常、殺人に対する罰は死刑である。この事件の後の話になるが、ノアの洪水の後、神はこう宣言している。ただし、アベルは“初子”と”肥えたもの”という最良のものを持ってきたとある。それに対し、カインの捧げ物は単に“地の産物を持ってきた”とある。これはカインの捧げ物が無礼なまでにしょぼかったんではないか? 例えば虫食いのドングリ十個とか。という解釈である。ネットを見る限り、前者の説を支持する人が多いようだが、私としては後者の説の方が自然な気がする。捧げ物に関する詳細な規定が与えられるのはレビ記においてであり、この時代よりもはるかに後だ。ではなぜ、ことさらセツの誕生に言及されているかというと、聖書のストーリーはセツの子孫によって展開されていくからだと考えれば納得がいく。具体的にはノア、アブラハム、ダビデ、そしてイエス・キリストに至る系譜だ。(もっともノアの洪水で人類はほぼ絶滅するので、その後の人類のすべてがセツの子孫な訳だが)神との約束を守らなかったことにより、エデンの園を追放された二人だが、それでも神に見放されたわけではなく、子孫を残すことを許された。アダムもエバも神のハンドメイド作品であり、生物学的な親はいない。アダムにヘソがあったか無かったかで議論している人たちもいる。そんな二人にはじめて生まれた子がカインである。つまり人類初の赤ん坊だ。まず、その信仰とは神の存在自体に対するものではないはずだ。なぜならこの4章の記述を見る限り、彼らは神を信じるどころか知っていた。であればここで言われている信仰とは神が約束した何かを信じていた、あるいは信じていなかったことになるが、それが何かについての記述は無い。7節は訳も解釈も難しい。事実上記のように口語訳と新改訳では意味が異なるように読める。また、ここで“罪”と訳されているヘブライ語は、“罪”の他に“罪人”、“罪のための犠牲(sin-offering)”をも表すことばだと言う。そのためいろんな解釈があって途方に暮れるのだが、大体以下のような感じの解説が多い。しかし聖書の原文を調べるとそんな生やさしいものではない可能性が高い。まず、前述の創世記4:8で「殺した」にあたるヘブライ語は”harag”は、『無慈悲な暴力による殺害』を意味する。同様に前述の1ヨハネ3:12で「殺した」に使用されているギリシャ語は”sphazo”であり、これまた『虐殺』を意味し、そんなつもりじゃなかったけど死んじゃった、なんていうニュアンスではない。やはりこれは不幸な事故ではなく、冷酷な殺人だということになる。アベルという名の意味はヘブライ語で”はかない”、“無価値”を意味するという。そんなすぐ死んじゃいそうな名前つけるから・・・というかなんでそんな名前つけた? 救い主(勘違いだが)のカイン以外はみんな屑(無価値)だと考えていたのか、あるいはアベルは若くして死ぬことを悟っていたのか・・・。あるはアベルの人生がはかなかったからアベルという言葉に”はかない”という意味が後日つけられたのか。ここで何の必然性もなく、ナアマという女性の名が提示されている。わざわざ名前が伝えられている以上、何か重要な人物だと考えられているが手がかりは全くない。ユダヤ人の伝承では、このナアマがノアの奥さんだと言い伝えられている。もしそうだとしたら、追放されたカインの血筋もノアの洪水を乗り切ったということになる。しかし本当のところは誰にもわからない。結局のところどうしてカインとその捧げ物が受け入れられなかったかの理由については憶測でしか分からない。したがって理由はどうであれその後何が起こったのかを考察するほうが有益かも知れない。カインが遺憾の意を怒りをもって表した後、神はこう語っている。同じ箇所を口語訳と新改訳から引用しておく。ひとつのアイデアは、当時殺人という行為が(前述の創世記9:5のように)明確には禁じられていなかったから、というものである。パウロによると、何かの律法がなければ、罪は罪としてみとめられないという。しかし、一般的には前述のように、カインには複数の兄弟姉妹がいたと理解されているため、カインは妹を娶り、そして兄弟を恐れた、というのが回答になる。しかし『創世記 その2』でも言及したが、この時代にはアダム一家以外にも人類がいた、と考える人もいる。なぜカインの捧げ物が拒絶されたかについて、多くの注解書やネット上の情報を調査するとおおざっぱに言うと以下の二つ、特に最初のものがポピュラーであるが、結局はわからないというのが本当のところだ。だって聖書本文に書いてないんだから。一応それぞれの説の概要と蛇足だが私見を述べてみる。カインというのは本当に肝の太いやつで全能の神から注意されたのにまったく意にも介さず、アベルを逆恨みし続け、ついには殺害してしまう。どうして全能の神を知りながら弟を殺すことなんてできるだろうか? 最初の殺人事件(創世記4章) 創世記4章は殺人事件に関する章だ。『カインとアベル』というタイトルは聞いたことがあると思うが正しくそのエピソードを知っている人は少ないかも知れない。 + 聖書 読書感想文 もくじ +《あらすじ》カインとアベル。最初の殺人事件の物語。アダムは妻エバを「知り」、エバは、カインとアベルを産んだ。カインは土を耕す者…

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